こんにちは。らむねです。
出来る営業マンは人にもモテると聞いたことがあります。
実際にモノを売るということは、その人にその売りたいモノを必要だと思わせること。
もともと、そのモノが必要だった人には簡単かもしれませんが、
いらないと思っている人や必要性を感じていない人には、
その人の心を動かさない限り買ってもらうことはできません。今回はそんなお話です。
訪問販売の男性と未亡人の母の恋? その行方は……
黒木由香さん(30歳)の母・文子さん(55歳)は現在一人暮らしです。
長男である由香さんの兄は早くから一人暮らしをしていたので、
由香さんも結婚をして家を出てからは、文子さんは病気がちな父と2人暮らしでした。
しかし去年、父は持病のため息を引き取りました。
由香さんは、父が亡くなってから、
以前よりも頻繁に子どもと一緒に文子さんのもとを訪れるようになりました。
ゆくゆくは、兄と同居したらどうか?今の家は1人暮らしには広すぎるのではないか?など、
文子さんのこれからについて心配して声をかけていましたが、
文子さんは
「まだ50代なんだし、心配はいらないわ。」
と、気丈にふるまっていました。
実際文子さんは、手に職があり、現在も現役で仕事をしていたため、
由香さんも徐々に(母のしたいように暮らすほうがいいのかも)と思い始めるように。
サプリや健康補助食品にハマりはじめた母……
相変わらず子どもを連れて遊びに行く日々は続いていましたが、
今後の話や深刻な話はせずに、ただ近状などを報告して過ごすようになっていました。
しかし、父が亡くなって8か月が過ぎようとした頃、
いつものように子どもと文子さんのもとを訪れた由香さんは、ある異変に気が付きます。
テーブルの上に最近見慣れないサプリや健康補助食品が大量に並べられていたのです。
明らかに一人暮らしの文子さんには多すぎる量でした。
由香さんが文子さんに、「これ、どこで買っているの?こんなの必要?」と聞くと、
「訪問販売の人から買っていて、信用できる。飲み始めてから調子もいいんだよね」
とのこと。
由香さんは、騙されているのではないかと思い、
「もう、これ以上はやめたほうがいいよ」
と、助言をしてその日は帰りました。
その真相は?
(2018.08.20)